どのようにして指紋で犯人を特定するのか

科学捜査では、犯罪現場に残された指紋と容疑者の指紋を照合し、それが一致したら「同じ指紋」として犯人を特定します。

現在の科学捜査で使用されている12特徴点指紋鑑定法はとても優秀で、1兆分の1の精度で2つの指紋を識別できるとされています。

特徴点とは、特徴のある「一部分の線の形」とその「位置」のことです。1つの指紋の12個の特徴点に着目し、もう1つの指紋の同じ場所に同じ特徴があるかを照合します。12個が一致すると同一指紋として認められます。

過去には人の目でひとつひとつ確認していましたが、現在ではコンピューターを使用し、指紋を登録して照合をしています。

警察庁の指紋データベースには、犯罪者の指紋が800万件、過去の犯罪現場に残された指紋が数10万件も登録されていて、0.1秒未満で特徴点が一致する指紋を特定することができるようになっています。

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