「抗菌」の仕組み – なぜ細菌がつかないのか

コロナがはじまってから、いろいろな場所で「抗菌」という文字を目にするようになりましたね。抗菌とは「細菌などの微生物が増殖しにくい」という意味です。抗菌の電化製品や文房具、抗菌シートなどは、どのようにして「抗菌」することができるのでしょうか。

銅、銀、チタンといった金属には殺菌作用があることがわかっています。これらの金属で表面をコーディングしたり、製品の原料の一部に配合したりしているため、菌が繁殖しにくくなっているのです。

しかし、「抗菌」と書かれているものすべてに、実際に効果があるかはわかりません。そのため、いくつかの団体が抗菌作用があることを調査した製品に「SIAAマーク」「SEKマーク」という、「しっかりと抗菌できると確認していますよ」と抗菌作用を示すマークが付けられています。

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