なぜ電子レンジで食べ物が温まるか知っていますか。電子レンジは電磁波によって摩擦熱を起こして食べ物を温めます。摩擦熱とは手のひらをこすり合わせると温かくなるのときに発生する熱のことです。
電子レンジの場合、マイクロ波という種類の電波を「手」のようにこすり合わせることで摩擦熱を起こしています。電子レンジは英語でmicrowaveですので、そのまま「マイクロ波」が装置の名前になっています。
水はH20水分子がたくさん集まってできていますが、マイクロ波によって食べ物の中の水分子が「こすり合わされる」ことによって食べ物が温まります。マイクロ波は1秒間に24億5000回も振動するので、これだけの回数、水分がこすり合わされるのです。
電子レンジはこのような仕組みでものを温めるため、水を含まない物質は電子レンジで温めることはできません。そのため、お皿だけ電子レンジに入れても温まりません。
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