大学生物

遺伝学

SNPの判定法

1塩基の変異が一定以上の割合で広くある生物集団のゲノム中に存在するとき、その多型のことを「一塩基多型(スニップ)」と呼びます。 研究やDNA鑑定において広く利用されているSNPですが、このSNPはどのように判定されるものなのでしょう...
分子生物学

セントラルドグマをわかりやすく解説

セントラルドグマとは、遺伝情報がDNA→RNA→タンパク質という経路で、DNAがRNAをコードし、RNAがタンパク質に翻訳されるという考えのことです。 遺伝情報は基本的にこの順番で受け渡しされるので、DNA → タンパク質や...
遺伝学

複製起点と複製フォーク

DNAの合成がはじまる場所は複製起点と呼ばれ、その複製起点に複製フォークと呼ばれる構造がつくられることによって、DNAの塩基同士を結んでいる水素結合がほどかれます。 DNAはとても安定した構造で、水素結合でしっかりと結びつい...
遺伝学

DNA修復の方法をわかりやすく解説!

DNAの複製は極めて迅速に行われますが、間違いが起こるのは10億から100億ヌクレオチドに1回といわれています。 どのようにしてこれほど正確にDNAの複製が行われるのでしょうか? DNA複製の際に誤りが起こった場合...
遺伝学

岡崎フラグメントについてわかりやすく解説!

岡崎フラグメントは、DNAが合成されるときに作られる小さなDNA断片(フラグメント/fragment)のことです。岡崎フラグメントのDNAの塩基数は約100塩基です。 岡崎フラグメントはDNA合成が連続的に行われず、DNAが...
遺伝学

DNA複製に関与する酵素をわかりやすく解説!

DNA複製の際には、二重らせん構造の2本鎖を離して複製が行えるようにしたり、局所ごとに行われて合成されたDNAの鎖をつなげたりなどと、酵素がなくてはDNAは複製されません。 DNA複製に関与する酵素には以下のようなものがあ...
遺伝学

R因子(耐性伝達因子)についてわかりやすく解説!

耐性伝達因子(Resistance Transfer Factor)はエピソームの一種です。略してR因子と呼ばれることが多いです。エピソーム(episome)とは、細菌の細胞に存在する染色体以外の遺伝因子のことです。エピソームは交叉によっ...
おすすめの本

『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』和田勝

大学レベルの教科書は、英語の名著を翻訳したものが多く、日本語としてナチュラルな表現で書かれたテキストが少ない中、日本人の著者によって書かれた『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』はとても読みやすい一冊です。 基礎からわかりやすく...
おすすめの本

『Essential 細胞生物学』大学の生物の教科書の定番!

大学で生物を学んだ人ならば、必ず知っている有名な教科書です。院試を「Essential細胞生物学」から出す、と公言している大学もいくつかあるほど、著名で評判のよい教科書です。 東大などの最難関の大学を除けば、Essentia...
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