生物学日誌について

生物学日誌は、「いつでもどこでも簡単に詳しく」ライフサイエンス全般の知識について学んだり調べたりすることができることをコンセプトに、記事やコラムを掲載しているウェブメディアです。

ちょっと調べ物をしたい一般の方はもちろん、生物学の初学者から研究者まで「生物」に関わる人すべてが活用できるようなサイトを立ち上げました。

教科書の代わりになるプラットフォームの提供

生物学についての本や記事は、生物学用語や科学の知識(特に化学)がないと読むのが難しいものです。また、生物学系の教科書は、大学生向けの教科書のみならず、高校生物であっても、非常に読みにくいものが多くなっているのが現状です。

21世紀のライフサイエンスの進歩にはめざましいものがあり、毎日に何千もの論文が公開されています。それゆえ、「事実」であると確定されている事項を簡潔にまとめているはずの教科書でも非常に分厚く、大学学部生によって最も読まれている『Essential 細胞生物学』は864ページもの量があります。持ち運びするのが大変な分厚い教科書なので、教科書を章ごとに小分けに切って持ち歩いている学生も多くいます。

その上、それらの教科書は、読者が生物学や化学の知識をある程度もっている前提で書かれているため、ひとりで読み進めるのはとても困難な文章が掲載されています。また、教科書は面白みのないものになってしまいがちです。しかし、実際は生物学は驚くほど不思議と驚嘆に満ちた、とてもエキサイティングな世界です。

そこで、ウェブという媒体を生かして、教科書を持ち運ばなくても「いつでもどこでも簡単に詳しく」生物学に触れられるようなサイトを立ち上げました。

ウェブメディアは教科書のように紙面の量を気にする必要もありませんので、イラストを多用したり、多少冗長であったとしても例やたとえをたくさん用いてわかりやすさを重視しています。

生物学用語集を活用

生物学日誌の記事はできるかぎりわかりやすくすることを目指していますが、冗長になりすぎないように生物学用語をそのまま使っている箇所もあります。

例えば、DNAポリメラーゼについての記事を読む人は、生物学についてある一定の知識があると思われるので、「DNAとはなにか」という説明は不要だと判断し、省略しています。

しかし、そのような箇所であっても、合わせて読めばより理解が深まる記事のリンクを張ったり、直接、用語集に飛べるよう用語にリンクを貼っています。

原核生物には嫌気呼吸をおこなうものもあります」

という文の中に知らない用語があっても、ワンクリックですぐに意味や定義を知ることができるようにしています。

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