伝染病の流行は歴史を通して何度も繰り返されてきました。
例えば、「黒死病」とも呼ばれるペストは14世紀に大流行し、50年ほどの間にヨーロッパの人口の三分の一がペストで亡くなったと言われています。イギリスやフランスでは人口が半分になったという予想もあります。
ペストはウイルスではなく細菌である「ペスト菌」によって起こされる病気で、ペスト菌は日本人の細菌学者である北里柴三郎によって発見されました。北里柴三郎は破傷風の治療法も見つけています。
北里以外にも、細菌学や微生物による病気に関して、日本の学者は大きな貢献をしてきており、千円札でおなじみの野口英世は破傷風の研究で大きな功績を残しています。
歴史の中で何度もパンデミックは起きていますが、最終的には人類は勝利してきました。コロナウイルスによるパンデミックはどのようにして収束(または終息)するか、パンデミックの歴史について調べながら考えてみてください。