ウマとロバは異なる種なのに子どもが作れる!「種」とはなにか

ラバ

ウマとロバを見分けることができますか。サラブレッドなどは簡単に見分けが付きますが、ウマの中には足が短く、背が低いものもたくさんいます。

外見だけでは種を見分けられない生物はたくさんいますし、種の境目が曖昧である生物もたくさんいます。イヌはすべて同一の種ですが、大小さまざま、形もさまざまです。

種を区別するときには、二つの生物が子どもを作れるかどうかで判断することが多いようです。イヌは外見がかなり異なっていても、交配して雑種を作ることができるため、同じ種ということです。

ウマとロバは進化の歴史の中で、比較的新しくそれぞれの種に分岐しました。そのため、姿形が似ていて、子どもを作ることもできます。ウマとロバの子どもは「ラバ」と呼ばれます。しかし、そこからは行き止まりで、ラバは生まれつき子どもを作ることができません。そのためウマとロバは子どもが作れるにもかかわらず別々の種として扱われるのです。

ライオンとトラも別々の種ですが、子どもを作ることができ、子どもは「ライガー」と呼ばれます。しかし、ライガーも子どもを作ることができないのです。

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