消しゴムはプラスチックでできています。一方、鉛筆の芯やシャープペンシルは黒鉛(炭素)からできています。
紙の表面は顕微鏡で見るとでこぼこしており、そこに黒鉛の粒がくっつくことで文字が書けます。くっついた黒鉛の粒を取り除けば文字は消えますが、消しゴム以外のプラスチックをこすりつけても文字は消えません。
プラスチックといってもたくさんの種類があり、消しゴムの原料は塩化ビニル樹脂、フタル酸ジオクチル(可塑剤)、セラミックスの3つです。
これらの原料がどのように機能して、鉛筆で書いた文字は消えるのでしょうか。