実は人間最大の臓器は皮膚! 全部合わせると10kg以上で畳15枚分

人間最大の臓器は次のどれだと思いますか?
① 心臓
② 肝臓
③ 皮膚
④ 脳

実は、答えは③ 皮膚。皮膚は体重の約16%を占めており、70歳の成人男性の場合、体中の皮膚の重さを足すと10kg以上になります。

皮膚は私たちの目に見える部分である「表皮」以外にも、その奥に「真皮」や「皮下組織」が存在するためです。

ちなみに、脳は1.3〜1.5kgで、肝臓は1.5kg程度とされているため、他の臓器と比べても非常に重い人間の最大の臓器であると考えられます。

また、皮膚は重さだけではなく、表面積も非常に大きい臓器です。

成人の皮膚の表面積は約1.5~2.0m2で、平均でも1.6m2程度です。
これは畳1枚の面積(1.62m2)くらいの大きさです。

しかし、この畳一畳分の皮膚の面積も見た目だけの話です。
皮膚には私たちの目に見えない部分も存在します。

人間の皮膚には、毛穴や汗腺といった微細なくぼみが無数に存在しています。
これらの部分も合わせると、皮膚の総面積は実に25m2にも達します。これは15.4畳に相当します。

また、皮膚はその大きさや重さだけではなく、その驚くべき能力も持っています。
人の指先は1mmの1000分の1の単位の凹凸おうとつを感知できるといわれているのです。

熟練した金属加工の職人は、見た目にはほとんどわからない歪みや傷を手触りだけで瞬時に把握できるといいます。
また、麻雀の達人たちは、「盲牌」という技術を使って、パイに指で触れるだけでその牌を識別します。

このような能力は、訓練すれば多くの人が身につけられるものといわれています。

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