皆さんは空が青い理由を知っていますか。また、ものが見えるというのは物理学的・生物学的にどういうことであるかご存じですか。
ものが見えるとは、目に光が入って、網膜に映し出され、それがシグナルとなって神経を通って脳へと伝わり、そのシグナルを脳が「見えた」と判断しているということなのです。そのため、ものが見えたら、ものが光を反射しているということです。
緑の葉っぱは、緑の光だけを反射し、他の色は吸収します。だから、私たちの目には緑の光だけが入り、葉っぱが緑色に見えるのです。
大気は青い光だけを反射し、それがわたしたちの目に届きます。そのほかの色の光は大気中を通過してしまいます。そのため、空は青く見えるのです。
また、全部の光を反射する物質は白く見え、全部の光を吸収する物質は黒く見えます。
さらに、興味深いことに、ものに光があたり、反射して、わたしたちの目に届くには、ほんの一瞬ですが時間がかかります。そのため、わたしたちが見ているものはすべて「過去」なのです。