1ヶ月で1億円貯金できる方法

1日目に1円貯金します。2日目にはその倍の2円、3日目にはその倍の4円、5日目には8円……と貯金をしていった人がいたとします。前日の貯金額の2倍の金額を貯金していくのです。

この人は、1ヶ月後には何円貯金していることになるでしょうか?

答えは5億3千687万912円です。

一見ありえないような数字ですが、これは単純な数学で「2の累乗」の計算です。
28日目には貯金は1億を超えてしまいます。

これに関する、面白い歴史の逸話があります。

曽呂利新左衛門という人が、豊臣秀吉から褒美を受けとる際、何が欲しいかたずねられました。
新左衛門は「今日は米1粒、翌日には2粒、さらに翌日には4粒と、毎日その前の日の倍の量の米を、合計で100日間もらいたい」とお願いしました。

秀吉は「そのくらいの褒美ならば問題ない」と思って、新左衛門に褒美を与えると約束しました。

しかし、約束した後で、秀吉は100日後には驚異的な量の米が必要になることを気づき、他の褒美に変えてもらいました。

秀吉は数学が得意でなかったんだと考えられます。
単純な数学ができずに約束を破ることになったのは、天下統一したといえども少しかっこわるい秀吉のエピソードですね。

秀吉のようにならないように、しっかりと数学を勉強しておくことは大切です。

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