ミツバチには「父親はいないが祖父はいる」理由

どのようにして子どもがオスになるか、メスになるか決まるか知っていますか。

哺乳類では、Y染色体をもっていれば男性になり、Y染色体をもっていない場合女性になります。これは、鳥類では逆で、Y染色体をもっているとメスになります。

しかし、ミツバチやアリの仲間である膜翅目ではこれとは異なる、変わった性の決定がなされます。膜翅目の子どもは、未受精卵はすべて雄となり、受精卵が雌となるのです。

ミツバチのメスは染色体を母と父の2人から受け取りますが、オスは母親からのみ染色体を受け取ります。そのため、ミツバチの雄には「父親はいないが祖父はいる」という不思議な現象が起きるのです。また、面白いことに、働きバチは全部メスです。

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