最少培地とは – これさえあれば生きていけるという最少の物質の環境

大腸菌は最少培地で生きていける

最少培地とは、炭素源と無機塩のみを含む培地です。これが生命が生きていける最低限の物質がある環境です。培地とは微生物や動植物の培養に使用する固体や液体の物質のことをいいます。

大腸菌はこのような最少培地でも生きていくことができます。生物が、自分の力だけで必要な物質を合成できない場合、それは最少培地に加えられなければなりません。その物質がなければ、その生物は死んでしまうでしょう。

大腸菌のような最少培地だけで育てることができる生物を原栄養株(prototroph)といいます。一方、最少培地に1つ以上なにかを加えないと生きていけない生物を栄養要求株(auxotroph)といいます。

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