なぜ電線にとまっている鳥は感電しないのか

人が電線に触ってしまうと、感電して大けがをしてしまいます。しかし、電線にとまっている鳥は感電しませんね。これはなぜなのでしょうか。

感電とは「電気が体の中を通ること」です。人が電線に触れると、足が地面についているため、「電線→人間の体→地面」という電気の流れ道ができてしまい、感電してしまいます。

しかし、電線にとまっている鳥は電線以外、他に触れている場所がないので、電気が流れる「道」がありません。電気は鳥の体の中を通らず、電線の中だけを流れていきます。そのため、鳥が感電することはないのです。

しかし、同時に2本の電線に触れてしまったり、片足だけ別のものに触れてしまったら、鳥でも感電してしまいます。

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