
雑草は強いというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。雑草はアスファルトの隙間でも生きていけますし、畑では採っても採ってもまた生えてきます。しかし、実際は雑草は植物の中では弱者なのです。
自然に生える植物のほとんどが森や山に生えています。自然での生き残り競争は熾烈で、背を高くして日光を浴びれなかったり、根を張り巡らせて水を得られなかったら、枯れてしまいます。
雑草は背丈が低いため、森では他の木々や背丈の高い草に負けてしまいます。
そこで、他の植物が住みたがらない人間の領域に「不本意ながら」追いやられてしまった弱い植物なのです。雑草は好きで狭いアスファルトの隙間や人に除草剤をまかれる畑に根付いたわけではないのです。
しかし、弱者なりに精一杯生きようとする根性のある植物、それが雑草と呼ばれている一群の植物なのでしょう。
(364文字)