皆さんのお父さんやお母さんはお酒に強いですか。お酒に強いかどうかは遺伝によって決まります。
アルコールはそれほど有害ではないのですが、体内でアルコールが分解されてできる「アセトアルデヒド」は猛毒です。なので、速やかに分解されなければなりません。
体内で分解しきれないほどのアセトアルデヒドができたら、体調が悪くなることがあります。食べ物の分解には酵素が関わっています。そして、酵素は遺伝子の情報に従ってつくられます。
アセトアルデヒドを分解する酵素をつくる遺伝子を持たない人は、アセトアルデヒドを分解することができず、少しお酒を飲んだら、すぐに気分が悪くなってしまうのです。
ちなみにお酒に弱くなってしまう遺伝子を持っているのは東アジア人だけなので、白人や黒人は全員お酒に強いといわれています。
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