テクノロジー コロナの検査で大活躍! PCRってどんな技術? PCRは、「ポリメラーゼ・チェーン・リアクション(Polymerase Chain Reaction)」の略で、正式には「ポリメラーゼ連鎖反応」と日本語訳されます。ポリメラーゼとはDNAやRNAを作るときに役立つ物質のことです。ポリメラーゼ... 2022.03.06 テクノロジー
物理学 物理の最先端!「超ひも理論」とは? 物理学の最先端のひとつに「超ひも理論」というものがあります。これは、簡単に言うと「すべての物の最小単位は粒子ではなく、振動するひものようなものだ」という理論です。なんだそれは、と思うかもしれませんが、世界の最小単位が「ひも」であるということ... 2022.02.19 物理学
身の回りの生物学 「抗菌」の仕組み – なぜ細菌がつかないのか コロナがはじまってから、いろいろな場所で「抗菌」という文字を目にするようになりましたね。抗菌とは「細菌などの微生物が増殖しにくい」という意味です。抗菌の電化製品や文房具、抗菌シートなどは、どのようにして「抗菌」することができるのでしょうか。... 2022.01.12 身の回りの生物学
動物学 蚊に刺されても痛みを感じない理由 蚊に刺されていることに気づかず、たくさんの蚊に刺されてしまったことはありませんか。少し指先を切って血が出たときには痛みを感じるというのに、蚊に刺されて血を吸われているときには痛くないのはなぜなのでしょうか。まず、蚊の針はとても小さいことが挙... 2022.01.12 動物学
動物学 生命の神秘! 13年・17年に大量発生する「周期ゼミ」の謎 日本では毎年夏になるとセミが大きな声で鳴きます。しかし、アメリカでは13年や17年に一度だけ大量発生する「周期ゼミ」がいます。13や17は素数であるため「素数ゼミ」とも呼ばれています。なぜ13年や17年の周期で大量発生するのかは長い間、謎と... 2021.11.21 動物学
遺伝学 ソメイヨシノに種ができない理由 – ソメイヨシノは全部クローン! 春になると一斉に花を咲かせるソメイヨシノはとてもきれいですよね。実はソメイヨシノの木はすべてクローンであると知っていましたか。江戸時代に植木職人によって一本の雑種の桜の木が作られました。その桜の木は、花の咲いた後に葉が出たり、ほかの桜より花... 2021.11.12 遺伝学
遺伝学 ヴィクトリア女王は血友病の遺伝子保持者だった! 血友病は血が出やすくなり、また出血してしまったら血が止まりにくくなる病気です。血友病は遺伝によるもので、しかも伴性遺伝と呼ばれる男性が非常にかかりやすくなってしまう遺伝病です。なので、家族の1人が血友病の遺伝子を持ってしまうと、その家系の男... 2021.11.10 遺伝学
植物学 雑草がアスファルトの隙間に生える理由 -「雑草」は森での生存競争に敗れた弱者である 雑草は強いというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。雑草はアスファルトの隙間でも生きていけますし、畑では採っても採ってもまた生えてきます。しかし、実際は雑草は植物の中では弱者なのです。自然に生える植物のほとんどが森や山に生えて... 2021.11.01 植物学
分子生物学 年を取ったら白髪になる理由 赤ちゃんには白髪は生えていませんが、年を取るにつれて白髪が増えていきます。これはなぜなのか知っていますか?実は、人間の髪の毛の本来の色は若い時でも白なのです。しかし、その白い髪に色素が付くことで、黒になったり茶色になったり、そして外国人の場... 2021.10.25 分子生物学
遺伝学 メンデル以前に遺伝の法則について知っていた江戸時代のアサガオ職人 遺伝の法則を発見したメンデルは、最も有名な生物学者のひとりです。しかし、メンデルの法則が発見されるまえ、すでに日本では遺伝の法則について知っていた人たちがいました。それは、江戸時代のアサガオ職人たちです。江戸時代の後期に、庶民の間で「変化朝... 2021.10.24 遺伝学
動物学 ウマとロバは異なる種なのに子どもが作れる!「種」とはなにか ラバウマとロバを見分けることができますか。サラブレッドなどは簡単に見分けが付きますが、ウマの中には足が短く、背が低いものもたくさんいます。外見だけでは種を見分けられない生物はたくさんいますし、種の境目が曖昧である生物もたくさんいます。イヌは... 2021.10.22 動物学
分子生物学 DNAの長さはなんと地球300万周分! 私たち一人のヒトの体は60兆個の細胞からできています。これは、世界の人口が75億人といわれますので、それより一万倍近い数の細胞が集まったものが私たちの体です。また、細胞の核にはDNAが入っています。1個の細胞のDNAをすべてつなげて伸ばして... 2021.10.20 分子生物学
植物学 世界一大きな生物は巨大キノコ! 世界で一番大きな生物は何だと思いますか。よくシロナガスクジラが世界一大きな動物だと言われますが、実はシロナガスクジラをはるかにしのぐ東京ドーム190個分の巨大キノコが存在するのです。アメリカのオレゴン州の森林にたくさん生えているオニナラタケ... 2021.10.10 植物学
進化 ポケモンの「進化」は生物学的には「変態」 皆さん、好きなポケモンはいますか。例えば、ピカチュウは、ピチュー、ピカチュウ、ライチュウという順序で「進化」します。しかし、これは実は生物学的な意味では「進化」ではないと知っていましたか。進化とは、世代を経るごとに生物が遺伝的に変異し、元の... 2021.10.04 進化
植物学 花占いの答えは占う前から決まっている 花占いをしたことはありますか。花びらをちぎりながら「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」や「はい」「いいえ」「はい」「いいえ」と交互にとなえていき、最後にとなえた言葉が「答え」となるのが花占いです。この花占い、実は占う前から答えが決まっていると知... 2021.10.01 植物学
動物学 フグは毒をつくる能力はない!ではなぜ毒をもっている? フグには毒があることで有名です。しかし、実はフグは自分で毒をつくることはできないと知っていますか。フグ毒は強力で、適切に処理をしなければ死に至ることもあります。しかし、完全に仕切った養殖場で育てられたフグには毒はないのです。これは養殖のフグ... 2021.10.01 動物学
植物学 ヒルガオのしたたかな生き残り戦略 アサガオとヒルガオの違いを知っていますか。アサガオは名前のとおり、花が朝に咲きます。ヒルガオの花も朝には咲くのですが、昼にもまだ咲いているのでヒルガオと呼ばれています。また、そのほかの違いとして、アサガオでは、芽が出たらすぐに本葉が出ますが... 2021.10.01 植物学
遺伝学 ブロッコリーが嫌いな人へ! 実はブロッコリーが食べられない遺伝子を持っているかも! 皆さんはブロッコリーは好きですか。ブロッコリーの味は好き嫌いが分かれます。私はほとんどブロッコリーの味を感じません。一方、ブロッコリーをとても苦く感じる人がいるようです。食べ物の味は舌の味蕾みらいという部分が受け取り、脳が味を認識します。そ... 2021.10.01 遺伝学
植物学 黒い花がない理由 皆さんは「花」という言葉を聞いて、どのような色の花を思い浮かべますか。私は白い花が好きなので、白いバラやユリの花を思い浮かべます。人それぞれ、思い浮かべる花の色は違うと思いますが、黒い花を思い浮かべたことがない人はひとりもいないのでないでし... 2021.09.25 植物学
身の回りの生物学 石けんでの手洗いがウイルスに効果的な理由 皆さんはしっかりと石けんで手を洗っていますか。実は、石けんで手を洗うのは、水だけで洗うよりもはるかに効果があるのです。これはウイルスの構造に関係しています。ウイルスはDNAやRNAを持っていますが、これを包んでいる「エンベロープ」と呼ばれる... 2021.09.20 身の回りの生物学