正座をすると足がしびれる理由と改善方法

正座をすると足がしびれて立ったり歩いたりできなくなりますよね。家族や親戚の集まりなどではちょっと恥ずかしいだけですが、仕事での会食でお座敷に通されたときに足がしびれてしまうと「どうしよう!」と焦ってしまったことがある方は多いのではないでしょうか。

足のしびれは神経が麻痺することによって起こるのです。

足がしびれる理由

神経には感覚神経と運動神経の2種類があります。感覚神経は、皮膚や目や耳といった外からの刺激を受け取る器官(受容器)が得た情報を脳に送る神経です。一方、運動神経は脳が「動け!」と命令したときに、その情報を伝え、筋肉を収縮させたり汗や消化液などを分泌させたりする神経のことです。

足には感覚神経と運動神経の両方が通っています。正座をすると、血管が圧迫されるため、神経や筋肉に十分な酸素が届かなくなり、感覚を感じなくなったり、筋肉が動かなくなったりします。つまり「麻痺」している状態です。この一時的な血行障害による麻痺が、正座をしたときに起こるしびれの原因です。

足をしびれにくくする方法

正座をすると10分も経たずに足がしびれてしまう人がいる一方、ずっと正座をしていても全然平気な人もいます。これは血管の配置が異なっているからです。正座をしていても平気な人は、正座によって圧迫されにくい部分に血管があるので、正座をしていてもしっかりと足に酸素が行きわたることができるのです。

しかし、足がしびれやすい人でも、正座をしても足がしびれにくくなることができます。

酸素を運ぶのは動脈です。動脈は発達したり、道筋を変えたりします。そのため、日頃から正座をすることで、正座をしても圧迫されない部分に細い動脈が発達します。この動脈が発達すると、足に必要な酸素を送ることができるようになるため、足がしびれにくくなるのです。

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