ヴィクトリア女王は血友病の遺伝子保持者だった!

血友病は血が出やすくなり、また出血してしまったら血が止まりにくくなる病気です。血友病は遺伝によるもので、しかも伴性遺伝と呼ばれる男性が非常にかかりやすくなってしまう遺伝病です。

なので、家族の1人が血友病の遺伝子を持ってしまうと、その家系の男性が次々に血友病になってしまいます。そのため、血筋を重視するヨーロッパの王家で王子が次々と血友病で苦しむことになりました。

血友病の遺伝子の保有者だったのは、イギリス王家の女王ヴィクトリアです。ヴィクトリア女王の遺伝子が突然変異したと考えられています。しかし、女王自身は女性だったので、血友病の遺伝子を持っているだけで、健康でした。

しかし、女王の息子の1人は血友病で、娘の2人も血友病遺伝子の保因者だったと考えられています。

このヴィクトリア女王の2人の娘がほかの国に嫁ぎ、血友病の遺伝子がスペイン・ブルボン朝やロシア・ロマノフ王家に伝えられてしまいました。そして、次々と王子が血友病を発症して苦しむことになったのです。

(416文字)

さらに詳しく

タイトルとURLをコピーしました