遺伝子の浸透度とは

遺伝子型が存在しても、それが常に表現されるとは限りません。このような形質やその原因となる遺伝子浸透度(penetrance)が低い遺伝子ということになります。浸透度は、ある特定の遺伝子型をもっている個体を母数として、それが実際に表現型として現れる割合によって定めます。

1000人のうち5人が発現したら、0.5%の浸透度、全員が発現したら100%の浸透度ということになります。ハゲの遺伝子は浸透度が女性で0%、男性で100%だと考えられています。

浸透度が減少する原因には様々なものがあります。環境によるもの、変更遺伝子、表現の開始の時期の差異などによるものなどです。しかし、浸透度が低くなる原因については詳しくわかっているものはあまりありません。

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